第106回近畿皮膚科集談会プログラム 2013.6.3update

一般演題(口演7分+討論2分)、スライド供覧(口演3分+討論2分)
(各演者、座長の先生ともに、時間厳守でお願いします)

▽事務局よりお知らせ
     ※ ○特別講演終了後「皮膚の科学論文賞」の表彰式があります
  ○追加演題があります(第32席))
  ○演題の一部変更(22席7/19
   
【クールビズのご案内並びにお願い】
集談会当日は猛暑時期ですので大変暑くなる事が予想されますが、近畿皮膚科集談会では省エネルギー対策として冷房の適正化、照明の部分消灯などの節電対策に協力いたします。ご参加の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご協力いただけますようお願いいたします。尚、ご参加の先生方におかれましては上着・ネクタイ等を着用せず、軽装でのご参加を歓迎いたします。また、学会スタッフもクールビズに取り組みますので、ご理解の程、お願い申し上げます。  


 
9:00〜

受付開始

9:20〜9:25 開会の辞 國行秀一 第106回近畿皮膚科集談会会頭


9:25〜10:00 アレルギー 座長  足立厚子(兵庫県立加古川医療センター)
1 慢性C型肝炎に対する3剤併用療法中にPEG-IFN注射部位に生じた著明な皮下血腫の1例 ○國行秀一、倉澤友輔、平田 央、前川直輝(大阪市立総合医療センター皮膚科)
川崎靖子(同 肝臓内科)
2 アトピー性皮膚炎とコレステロール ○栗木安弘(西宮市)
3 シクロスポリンが有効であった慢性光線性皮膚炎の2例 ○吉岡 希、細本宜志、椋棒圭子、磯貝理恵子、山田秀和(近畿大奈良)
4 当科で経験したナッツアレルギー7例の検討 ○竹森千尋、指宿千恵子、白井成鎬、佐々木祥人、足立厚子(兵庫県立加古川医療センター)
松尾正文(加古川西市民)
上田正登(兵庫県加古郡)
干谷奈穂(姫路市)


10:00〜10:45 感染症・接触皮膚炎 座長 加藤敦子(大阪回生)
5 右手掌に多発し急速に自然消褪したミルメシア ○才川真理子、小林信彦、浅田秀夫(奈良医大)
高 淑子(済生会中和)
6 塩酸テルビナフィンのパルス療法後に改善したM. canisによる小児のケルスス禿瘡の1例 ○田邉 洋(大阪府済生会野江)
田中壮一(大津市)
7 Intradermal nevusと伝染性軟属腫の合併例 ○五木田麻里、小猿恒志、堀川達弥(西神戸医療センター)
8 消毒薬による一次刺激性皮膚炎から陰部に皮膚潰瘍を生じた1例 ○小林慶儀、木戸祐也、遠藤雄一郎、藤澤章弘、谷岡未樹、椛島健治、宮地良樹(京都大)
9 エポキシレジンによる職業性接触皮膚炎の1例 ○別所 優、吉岡詠理子、岸田寛子、西野 洋、片岡葉子(大阪府立呼吸器アレルギー医療センター)


10:45〜11:20 薬疹・血管炎・膠原病 座長 立花隆夫(大阪赤十字)
10 アロプリノールによるDIHSが疑われた1例 ○亀井利沙、小泉佳奈、丸山彩乃、水野麻衣、吉良正浩(市立池田)
11 急性膵炎およびネフローゼ症候群を合併したアナフィラクトイド紫斑病の1例 ○金山美恵、染田幸子(育和会記念)
沢田明也(同・消化器内科)
石村栄治(大阪市立大・腎臓内科)
12 経渦中に分枝状皮斑、高γグロブリン血症性紫斑、腎炎を認めたHenoch-Schoenlein紫斑病の1例 ○小紫雄貴、小野慧美、花房崇明、吉岡華子、小豆澤宏明、片山一朗(大阪大)
中野智香子、猪阪善隆、岩谷博次(同・腎臓内科)
13 抗PL-7抗体陽性皮膚筋炎の1例 ○大森麻美子、小谷晋平、上野充彦、小川真希子、長野 徹(神戸市立医療センター中央市民)
↑ページ先頭へ



11:20〜11:55 膠原病・代謝異常・肉芽腫症 座長 小澤健太郎(大阪医療センター)
14 顔面神経麻痺を伴った再発性多発軟骨炎の1例 ○小野竜輔、吉岡晶子(甲南)
後藤友佳子(同・耳鼻咽喉科)
北村重和(同・神経内科)
老籾宗忠(同・内科)
15 両側の足背に限局してみられた粘液水腫の1例 ○加畑大輔、赤木有沙、中島利栄子、高瀬早和子、太田深雪、中東恭子、立花隆夫(大阪赤十字)
若狹朋子(同・病理診断科)
16 単クローン性免疫グロブリン血症を伴ったびまん性扁平黄色腫の1例
○宮崎明子、宮本麻美、永松麻紀、池田 彩、小澤健太郎、田所丈嗣(大阪医療センター)
池田弘和 (同・血液内科)
17 Palisaded Neutrophilic Granulomatous Dermatitisを生じた全身性エリテマトーデスの1例 ○東山文香、植田郁子、岡本祐之(関西医大)
孫 瑛洙(同・膠原病内科)



12:00〜13:00 昼食休憩
休憩 職員食堂にてお食事を提供いたします



特別講演 座長 國行秀一
13:00〜14:00
 
 講演: 「OHスケールに基づいた総合的褥瘡対策:理論と実践」
演者: 堀田 由浩 先生(統合医療 希望クリニック院長 )
   
抄録: 演者は、平成2001年12月から、褥瘡学会初代理事長の大浦武彦先生の協力を得て、日本人のエビデンスに基づく褥瘡発生リスクアセスメントOHスケールを用いた褥瘡予防対策プログラムを600床の総合病院で導入した。その結果、5週間で院内褥瘡患者数が34名から7名へと減少し、褥瘡対策プログラムの成果を実感した。このOHスケールを用いれば、簡便にかつ科学的に褥瘡リスクを判定でき、マットレスの整備も個々の病院や施設に入っている対象者に応じて計画できる。その後、この対策を地域で実践すべく、愛知県三好町(現みよし市)で褥瘡対策事業を平成2004年4月から開始、2007年から、名古屋市北部で、在宅褥瘡往診を行ってきた。今回、褥瘡リスクアセスメント・OHスケールの解説と共に、在宅における予防的マットレス選択基準を解説する。在宅でも、リスクアセスメントをしっかり行いケアマネジャーが中心になって適切なマットレスを選択し、普段からのずれ力を防止するケアが普及すれば、外力が最小になるので、褥瘡発生は、地域全体で防ぐことができると考えている。
 

14:00〜14:10 「皮膚の科学」論文賞 表彰式

受賞者一覧(五十音順)

岸田寛子(大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター)11巻3号 215-219
    「加水分解乳による哺育中にみられたビオチン欠乏症の1例 」
巽 一啓(大阪厚生年金) 11巻1号 75-81
   「尋常性乾癬に合併した抗ラミニン 1 類天疱瘡の1例 」
樋上 敦(大阪赤十字) 11巻1号 68-74
   「Pasini-Pierini 型進行性特発性皮膚萎縮症の1
   ―画像解析および免疫組織化学法による細胞外マトリックスの評価―」
 (五十音順、敬称略、論文掲載時の所属)





14:15〜15:00 膠原病・乾癬・色素異常症・水疱症 座長 村田洋三(兵庫県立がんセンター)
18 エトレチナート内服による限局性強皮症の治療効果 ○嶋 智子、山本有紀、池田高治、古川福実(和歌山医大)
19 アダリムマブ治療6年目に肺結核を合併した尋常性乾癬の1例 ○東山真里、岡田みどり、高橋玲子、大川たをり(日生)
林 美沙(大阪大)
20 白皮症の生活指導−遺伝子診断を行ったOCA1Aの症例を経験して ○安水真規子、深井和吉、鶴田大輔(大阪市大)
磯野員倫、皆川京子(兵庫医大・小児科)
羽田孝司、山西清文(兵庫医大)
阿部優子、穂積 豊、鈴木民夫(山形大)
21 免疫グロブリン大量療法(IVIG)後血小板減少をきたした落葉状天疱瘡の1例 ○内田修輔、平尾文香、松田洋昌、三宅宗晴、成田智彦、栗本貴弘、吉永英司、吉田益喜、大磯直毅、川田 暁(近畿大)
22 棘融解なく、DIF陰性だが、抗desmoglein抗体陽性の【色素性痒疹】の1例 ※赤文字:変更箇所 ○中村維文、田島翔子、高井利浩、村田洋三、熊野公子(兵庫県立がんセンター)
栗田優子(淡路市)
↑ページ先頭へ


15:00〜15:35 悪性腫瘍・良性腫瘍 座長 是枝 哲(天理よろず相談所
23 陰茎基部に発生した線状基底細胞癌の1例 ○伊賀那津子、櫻井謙次、藤井弘子、是枝哲 (天理よろづ相談所)
24 Sister Mary Joseph noduleで発見された膵体部癌の1例 ○椿本和加、加藤晴久(星ケ丘厚生年金)
丸山博司(同・病理部)
25 腱鞘線維腫の1例 ○中川浩一、田口麻莉、岡林 綾、岸田 大(富病)
長廻 錬(同・病理)
26 石灰化を伴った踵部の血管平滑筋腫の1例 ○山田良則、金丸麻衣、田嶋佐妃、奥沢康太郎、野見山朋子、竹中秀也、加藤則人(京都府立医大)



15:40〜16:00 ティータイム
休憩 ドリンク、スイーツをご準備しています



16:00〜16:40 良性腫瘍・悪性腫瘍 座長 中川浩一(済生会富田林)
27 大陰唇に生じた単発性肥満細胞腫の1例 ○河嶋公美子、黒川晃夫、森脇真一(大阪医大)
28 多中心性細網組織球症の1例 ○尾藤三佳、服部佐代子、坂元花景、小西啓介(京都市立)
29 皮膚浸潤を続発した精巣原発びまん性大細胞B細胞性リンパ腫の2例 ○辻花光次郎,田中麗沙,奥村えりな,辻岡 馨(日赤和歌山医療センター)
小谷槙一,直川匡晴(同・血液内科)
30 Rippled pattern sebaceomaの1例 ○織田好子、坂口正展、池田哲哉、錦織千佳子(神戸大)
31 皮下腫瘤を疑った上腕二頭筋長頭腱断裂の1例 ○外村香子、日野上はるな、坂井浩志、調 裕次(NTT西日本大阪)
竹内英二(同・整形外科)
32 壊死性筋膜炎と鑑別を要した壊疽性膿皮症の1例 ○加藤 威、山下真未、藤本徳毅、藤井紀和、田中俊宏(滋賀医大)
↑ページ先頭へ

16:40

「閉会の辞・次期会頭挨拶」

中川浩一(大阪府済生会 富田林病院皮膚科)
     
    次回 第107回近畿皮膚科集談会開催予定
(第444回大阪地方会・第436回京滋地方会)

平成25年7月20日(日)
会場:大阪市北区オーバルホール